どこにいっても「苦手な人」には出会ってしまうものです。
好感がもてる人ばかりと出会っていればコミュニケーションもラクですが、そんなわけにはいきませんよね。
では、どうしても避けて通ることができない「苦手な人」に対して、どう接していけば良いのでしょうか?
それは、たったひとこと
「へぇ~、そうなんだ」
この言葉を上手に使っていくことがカギになります!
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反論すると受け入れたことになる
他人のことをあら探しするように悪く言ってくる人っていますよね
悪口を聞かされると、とても嫌な気分になるものです。
では、なぜ、そもそも嫌な気分になるのでしょうか?
それは、相手が話してくる他人の悪口などを「無意識に受け入れてしまっている」からです。
ねえねえ、○○さんって、いつも変な服を着てるよね~
(また始まった・・人のあら探しばっかりして・・イヤだなぁ)
○○ってさ、また取引先で失敗したんだぜ~
(うるさいなぁ~人の失敗よく笑えるよな~)
このように他人の悪口などを聞かされた時、心の中でイヤな感情がわきますよね・・
なぜでしょうか?
それは受け入れてしまっているからだよ
え?そんな
すごくイヤなのに!
相手の言葉に反論した時点で受け入れたことになるんだよ
えっ?
えっ?
うさきち先生の言う「相手の言葉に反論した時点で受け入れたことになる」とはどういう意味なのでしょうか?
反論すると苦痛が生まれる!
会話とはお互いが、伝えたい事のボールを投げあうキャッチボールのようなもの。
相手が悪口などのイヤなボールを投げてきた時、反論するとそのボールを自分の心に入れたことになります
つまり・・
反論する=受け入れる
ということになり、受け入れたことで「相手に反発しようとするネガティブな思い」が苦痛を生むのです
ではどうすればいいのでしょうか?
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「へえ~そうなんだ」でスルーする
さきほどの例で、今度はうさきち先生にアドバイスをしてもらいましょう
○○ってさ、また取引先で失敗したんだぜ~
(うる・・)
ストップ!心の中で反論せずに、「へえ~そうなんだ」と流そう!
へえ~そうなんだ
このように、松山くんは「へえ~そんなんだ」という返事をすることで、相手のイヤなボールを受け入れずにスルーしました
つまり、自分の心の中に相手の言葉を入れなかったわけです。
「へえ~そうなんだ」
「ふう~ん、そっか~」
など・・
このように、曖昧な返事は、相手がイヤな話題をふってきた時にとても便利です。
なぜなら、相手が伝えようとしていることに、共感していなければ、反論もしていません
それでいて、相手の話題を無視しているわけでもありません
結果的に、相手がイヤなボールを投げてきても上手にスルーしたことになるのです。
愚痴をこぼされた時も
他人の悪口の他に、愚痴などネガティブなことばかり話してくる人もいますよね
そんな場合にも、この「へえ~そうなんだ」は有効です。
家族が少しも家事に協力してくれないの~もうイヤ~!あれもこれも○▲×○▲だし!
へえ~そうなんだ~大変だね
うん
このように、相手が愚痴をダラダラとこぼし続けてきた時・・
「へえ~そうなんだ」とスルーしつつも、「大変だね~」と付け加えてみましょう
すると、相手は共感してもらえたと感じます。
しかし、堀内さんは決して相手の愚痴の内容に共感したわけではありません
「大変だね」と共感したのは、「相手がイヤな思いをしている」という部分だけです。
これで十分なのです
なぜなら、相手が愚痴を言っている家族のことを堀内さんは知りません
知らない人たちのことまで、相手と一緒にイヤな気持ちになる必要は全くないのです。
ですから・・
堀内さんは目の前の話している相手が
「イヤな思いをしている」
この部分だけに共感してあげればそれでokなのです。
質問をしない
「へえ~、そうなんだ」とスルーする他に大切なポイントが「質問をしない」ということです。
「へえ~、そうなんだ」という、曖昧な返事に加え、質問もしなければしだいに相手のテンションも下がってくるでしょう。
しかし、
どう思う?
と意見を求められることがありますよね
そんなとき、「私は~」とつけて、自分の気持ちを素直に伝えましょう。
よくやりがちのが、悪口や愚痴を言う相手を正そうとして、
「あなたは間違っている!」
などと、言い返す対応です。
しかし、これでは、相手は否定されたと思い、あなたに対して悪い感情を抱いてしまうでしょう
そこで、あくまでも、「私は~思う」というように、自分の思いを伝えます
私はそんなふうには思わないよ
このように、曖昧な言葉でスルーするだけでなく、時には、「自分の素直な思いを伝えることも大切」だということを覚えておきましょう。
「へえ~そうなんだ」をうまく利用しよう!
相手の気持ちを汲み取り共感することは、コミュニケーションでとても大切なことです
しかし、
他人の悪口や、ダラダラ続く愚痴などに共感する必要はありません。
なぜなら、より良いコミュニケーションとはお互いが良い気持ちでいることが大前提だからです。
ですから、このように苦手な相手がふってくるイヤな話題をスルーすることも大切。
「へえ~、そうなんだ」
「ふう~ん、そっか~」
これらの言葉を使って、苦手な人を受け入れずに上手にスルーしてみましょう!
「へえ~、そうなんだ」を使うと
共感でも反論でもない対応ができる