以前の記事でも書きましたが、人の性格タイプは大きく、外向的タイプ内向的タイプにわかれます。

コミュ障だからダメだと勘違いしない!

今の社会はすぐに力を発揮できる外向的タイプが有利に思われていますよね。

 

しかし、それは正しくありません

なぜなら、内向的タイプは、外向的タイプにはない素晴らしい特質があるからです。

 

内向的とはつまり・・

「心が繊細」

だということ。

 

とくにコミュ障だと悩んでいる大半の人が、繊細な心の持ち主だと思うのです。

 

しかし、その繊細さを、「弱さだ」と勘違いしていませんか?

 

今回は、前回の「コミュ障だからダメだと勘違いしない」の記事をさらに深く掘り下げていきましょう!

「繊細さ」はむしろ、コミュニケーションに有利になる!ということをわかってもらえたらと思います。


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繊細になってしまう理由

繊細さが、どうしてコミュニケーションに有利なのか?

と、疑問に思いますよね

 

ではまず、繊細ということについてじっくり考えていきましょう

 

つまり・・

「心が繊細である」・・とは、どういうことなのでしょうか?

 

それはひと言でいうと・・

 

感受性が豊か

ということです。

 

私たち人間は、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)で周りの情報を得ています

 

「感受性が豊か」ということは、これらの五感が人よりも鋭いということ。

 

それは、つまり、周りの情報を細かく深く感じ取れる、「ハイレベルな受信機能をもっている」ということです

じつは、これはとても素晴らしいことなのです。

 

なぜなら、

周りの情報を細かく深く感じ取れるということは、それだけ、たくさんのことを味わうことができる!

と、いうことなのですから。

 

しかし、今の時代は、繊細な心の持ち主にとって、非常に生きづらい状態になってしまっているのが現状です。

なぜ、繊細さを「弱さ」と感じてしまうのか?

では、繊細さについてもっと深く考えてみましょう

 

私たちは誰でも感情というものをもっていますよね

この感情があるからこそ、喜怒哀楽を味わうことができます。

 

 

もし、この喜怒哀楽を味わうことができなければ、ただの人形であり、ロボットにすぎません。

 

しかし、私たちは人間です。

感情があるからこそ、喜怒哀楽を味わい、生きている!という実感を得ることができるのです。

 

ですが、感情はひとつではありません

 

■受けて気持ちの良いもの

■受けて気持ちの悪いもの

 

この2つが存在します

 

そして、重要なのがこの2つの感情の特性。

 

人は本能的に、受けて気持ち良いものよりも、受けて気持ち悪いものに強く反応する性質があります。

 

なぜでしょうか?

 

それは、「受けて気持ち悪いものは、生死に関わるから」です。

肉体の存在が優先される

私たちの存在は心だけではありません。

肉体もありますよね

 

生きていくためには、まず、

肉体が存在していること

当たり前のことですが、これが最低限の条件になります。

 

なぜなら、さまざまな感情を味わうには、まず生きていることが大前提だから。

 

そのため・・

 

受けて気持ち悪いもの

肉体に害を及ぼすもの

 

と、判断されてしまい、非常に強く反応してしまうわけです。

 

つまり、

繊細な心の持ち主は、「ハイレベルな受信機能もっている」ということであり、

敏感すぎるため、気持ち悪いものに注目すると、それが他の人よりも強く反応してしまうのです。

 

 

その結果、肉体の生存を守るために、排除しなければ!という赤信号がつきます

結果、それから必死に防衛しようとして・・

 

逃げる

 

という手段を選択することに。

 

もしも逃げなければ、心は病み、その影響は身体の健康をむしばんでいくからです。

 

これが繊細な心の持ち主を、「自分は弱い人間だ」と勘違いさせてしまう原因なのです。

繊細さは強さである!

「逃げる」という消極的な心の動きから、繊細さは「弱さ」であると誤解しやすいもの。

 

しかし・・

繊細さが運んでくるのは、「弱さ」だけではありません。

 

ためしに、繊細さというハイレベルな受信機能を、気持ち良いことに注目させてみましょう!

すると、どうでしょう、

一転して、繊細さは「強さ」でもあることがわかるはずです。

 

なぜなら・・

他の人が気づかないことが見え、聞こえ、感じることができる繊細な心の持ち主は、気持ち良いことを何倍も多く受け取ることができるからです。

 

 

このように、

意識的に、「気持ち良いことに注目」して、繊細さを、弱さから、一転させ、強さにする!

 

これが、繊細さを武器にしていく「カギ」となるでしょう。

 

今までは自分を守るために、気持ち悪いことに敏感になりすぎ、排除することに繊細さを使ってきましたよね

 

しかし、今度からは逆に、

自分を強くするために、気持ち良いことに敏感になりましょう!

そして、それらを積極的に取り込むことに繊細さを使ってみてください。

 

たくさんの知人よりも、少数の友人を!

人間同士にはさまざまな関係があります

挨拶しかしない浅い関係もあれば、自分のことを何でも相談できる深い関係もありますよね。

 

「コミュニケーションを上手にしたい」と悩む人は、浅くて広い知人レベルの人間関係よりも、ぜひ、狭くても深い親友とよべる関係を築いてほしいと思います。

 

なぜなら、どんなに数が少なくても、

 

あなたのことを心から思ってくれるたったひとりは、100人分、いいえ1000人分の知人の数に勝るから。

 

そういった人間関係を持つことができれば、それが大きな自分の軸となり、自信となり、さらにコミュニケーションの輪を広げるきっかけになるでしょう。


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言葉ではなく、肌で相手を感じる

コミュニケーションを上手にこなすために、よく「聞き上手になりましょう」というのがあります。

 

しかし、「繊細さ」というハイレベルな受信機能を持っていれば、聞くだけではなく、五感すべてを使うことで、とても有利にコミュニケーションをとることが可能なのです。

 

つまり、相手を包んでいる空気を、「肌で感じるように」して受け取ってみてください

 

 

11

大丈夫!気にしないで!

 

 

堀内さん堀内さん

(大丈夫って言っているけど、なんだかそんな感じがしないな・・)

 

 

 

 

20

ほんとにすごかったんだ!○×▲○×で!

 

 

松山くん松山くん

(何が言いたいのかイマイチ、わかりにくいけど、なんだか熱意を感じるな・・)

 

このように、相手を肌で感じてみましょう。

 

そうすれば・・

今までは、関係ないと思っていた相手を、大切に思えるようになるかもしれません

今までは、苦手だと思っていた相手を、共感できるようになるかもしれません

 

「肌で感じること」

それは、より良い人間関係を築くために、とても重要なことなのです。

 

繊細さを武器にして、コミュニケーションをとろう!

ご紹介してきたように、繊細さは決して弱さではありません。

 

むしろ、繊細だからこそ、相手の心を細かく感じることができるのです。

そして、大きな信頼を得ることができるのです

 

ぜひ、今日から、自分の繊細さを、気持ち良いことに注目させるようにしてみてください。

人間関係の他にも、美しい景色、音楽、本、映画・・などなど・・

自分が心から気持ち良いと思うことに注目させましょう。

 

間違っても、自分の繊細さを弱点だと思い込み、変えようとしないでください。

 

繊細さをあやつることができれば、より良い人間関係、そして、より多くの感動を味わえることができるのですから!

 

繊細さを良いことに注目させよう!

すると

繊細さは弱さではなく強さになる!