コミュ障に悩んでいるあなた

何とか相手を理解してコミュ能力をあげようとしていませんか?

しかしハッキリと言っておきます

他人は理解できません!

あきらめましょう!

みもふたもないようですが、実はこれが原点なのです。

そして、この原点を確認することがコミュ能力を上げる基本中の基本となるのです。

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他人と自分はちがうものを見ている

松山くん松山くん

あーあ!マジでむかつく!

うさきち先生うさきち先生

イライラしてるね!何があったの?

松山くん松山くん

友達と映画を観にいったんだけど、すげー良い内容だったのにヤツはつまんなかったって言うんだよ

うさきち先生うさきち先生

ふうん、仕方ないやん。キミと友達は別のものを観ていたんだから

松山くん松山くん

別のもの?なに言ってんの?同じ映画を観てたのに!

うさきち先生うさきち先生

同じものじゃないんだよ。キミはキミの目でしか映画を観てないやん

松山くん松山くん

へ?

うさきち先生が言っている「キミはキミの目でしか映画を観てない」とはどういう意味なのでしょうか?

自分は自分だけの世界を見ている

私たちの目の前にはさまざまな光景が繰り広げられていますよね。

たくさんの情報の中に360度かこまれて生活しているといってよいでしょう。

そんな中で私たちは無意識に自分が見たいものに注目し、それにエネルギーを与えます。

エネルギーを与えられるとそれは物質化して私たちの目に映ることに。

※たとえば、初めて入る部屋にあなた(松山くん)と友達が通されたとしましょう。

部屋にはたくさんの情報がつまっています

自分の部屋ではないのでその情報は初めて触れるものばかり

あなたはその情報をすべて見ようと思うでしょうか?

いいえ、まずはひとつひとつに視点を合わせて情報を脳に運んでいくはずです。

たとえば、もしもあなたが絵が大好きならば部屋に素敵な絵が飾ってあった場合・・

あなたは真っ先にその絵に視点をもっていくでしょう。

そして・・

あなたが視点を合わせた瞬間、その絵にエネルギーが与えられ、ハッキリと物質化して目に写ります。

しかし、友達は部屋にあるギターに視点がいきました。

なぜなら友達はギタリストであり、そのためギターに真っ先に視点がいったのです。

※部屋を出たとき、あなた(松山くん)はいいます

松山くん松山くん

素敵な絵だったね!感動したよ!

友達

は?絵なんかあったけ?

松山くん松山くん

あったじゃん!真正面にドーンってさ!

笑顔

知らねーよ。てか、スゲーかっこいいギターが置いてあったよな

松山くん松山くん

は?ギター?

初めての部屋に入り、一緒に同じものを見たはずだと思ったのに、あなたの世界にはギターは存在しませんでした。

いっぽう、友達の世界にはあなたが感動した絵は存在しませんでした。

これはいったいどういうことでしょうか?

つまり、私たちは同じ空間にいるようで、じつはそれぞれ別の世界に生きているということなのです。


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コミュ能力をあげるには相手を認知してみる

あなたが相手と上手にコミュニケーションをとりたい!と思っても、相手はあなたとはちがう世界にいます。

さあ、どうすれば良いのでしょうか?

まずは「理解しよう!」と思わないことです。

でもこれでは相手と上手にコミュニケーションがとれませんよね?

そこで、理解しよう!とは思わず、認知しよう!と思うこと。

理解と認知は似ているようで少しニュアンスがちがいます。

「理解する」とは相手と同じ立場になってわかろうとすること。

「認知する」とは相手とは別の立場のままわかろうとすること。

先に述べたように私たちはそれぞれ別の世界に生きています。

ですから、絶対に相手と同じ立場になることはできません。

しかし、自分の世界に相手を投影させることはできます。

つまり、もしも自分だったら?と考えてみることが上手なコミュニケーションの最大のコツになります。

自分の世界に相手を投影させて、同じ思いだと感じれば、それは共感に。

もし、同じ思いでなくても、相手はそうなんだとわかれば、それは認知に。

これで受け入れたことになるのです。

肩の力を抜いて相手を知ろう!

さあ!相手を理解しよう!なんてムリなことはもうやめましょう!

もっと肩の力を抜いて向き合ってみませんか?

理解しよう!わかろう!と無理やり思うから人間関係はつまづいてしまうのです。

あなたと私はちがう世界で生きている

このことが頭にあれば、もっとラクに他人とコミュニケーションをとることができるのです!

相手は理解できなくても良い

知り、認めてあげるだけで十分である