以前の記事で、会話の質問がアンケートにならないコツを書きました。
まだ読まれてない場合はまずこちらをお読みください。
確かに質問がアンケートにならないようにすることは大切です。
そして・・
会話というのは「お互いが楽しい」というのが大前提。
相手に気持ち良く話してもらおうとして、あなたが聞きたくないことや、知りたいことまで我慢する必要はありません。
今回は、「相手の話題に全く興味がもてない場合」や、「他の話題にふりたい場合」のコツを学んでみましょう!
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まずは嫌がる前に試すことも大切!
人は誰でも「自分の興味がない話題」は苦痛に感じるもの。
時には話題を変えてもらうことも大切です。
しかし!
その前に本当にそれでいいのか?
まずは試してみることも大切です。
※たとえば、相手に、自分と全く違う趣味の話題をされたとき・・
最近さ、よくデスメタルを聴いてるよ
えっ!デ、デスメタル・・・
うん!今お気に入りのグループがあるんだ。聴いてみない?
え?!いや、オレは・・
ストップ!断る前に、とりあえず試してみることも考えよう
えっと・・じゃ、そのグループ教えてくれるかな?
ok! じゃ、youtubeのアド送るよ
うん
※こうして、松山くんは友達から教えてもらった音楽を試しに聴いてみることにしました
そして、後日・・
どうだった?
びっくり!なかなか良かったよ!デスメタルってもっと怖い感じかと思ってた!
だろ?デスメタルっていっても聴きやすいグループもいるんだよ
うん!
他も聴いてみる?
うん!
このように、世の中には一度も試さないまま、第一印象だけで嫌っているものがたくさんあるものです。
松山くんは今まで、デスメタルというジャンルは「怖い」という印象で一度も聴かずに避けていました。
でも、今回のことがきっかけで、新たな道が開けましたね。
と、同時に・・
教えてくれた友達と共通の話題が見つかったことで、さらに親近感を持つことができました。
もしも、簡単に試せれることなら、「実際に経験してから返答する」ってのも考えようね!
うん、断らずに試してみて良かった~
このように、相手に、「自分の全く違う趣味の話題」をされたときも、断る前に・・
まずは、「聞いてみる」、「試してみる」
と、いう選択肢も頭に入れておきましょう。
それによって、松山くんのように新たな楽しみが広がり、さらに友達と仲良くできるきっかけになることがあるのです。
本当に興味のない嫌な話題
では、「本当に全く興味のない嫌な話題」をふられたときはどうすれば良いのでしょうか?
※まずは、悪い対応からみていきましょう
この前ね、友達と○○っていう映画を観にいったんだよ
え?それってすごく怖い映画だよね?
うん!そうだよ
(困ったなぁ~私、ホラーは大の苦手・・)
※ホラー映画が苦手な堀内さんは困ってしまいました・・
しかし、友達は話し続けます・・
でね、主人公が追い詰められていくシーンがあるんだけど、そこがすごく怖くて・・
私、ホラーは嫌い!あんな怖い映画観る人の気がしれない!
え・・・・・・
つい、堀内さんは自分の苦手な話題を耳にするのが嫌で、このように答えてしまいました。
それを聞いた友達はびっくりして黙り込んでしまうことに・・・
なぜでしょうか?
それは相手の気持ちを尊重していない断り方だよ
え?そんな・・
うさきち先生の言う「相手の気持ちを尊重していない」という言葉にびっくりする堀内さん。
※では、良い対応の例を、うさきち先生のアドバイスを受けながら、やってみましょう・・
この前ね、友達と○○っていう映画を観にいったんだよ
え?それってすごく怖い映画だよね?
うん!そうだよ
(困ったなぁ~私、ホラーは大の苦手・・)
でね、主人公が追い詰められていくシーンがあるんだけど、そこがすごく怖くて・・
ここでまず、いったん相手の気持ちを受け止めてあげよう!
そ、そうなんだ。すごく怖そうだね・・
うん!
次に、自分の素直な気持ちを伝えてごらん
私、怖いのはすごく苦手で、ホラー映画はまったく観ないの。ごめんね・・
え?あ、そうなんだ
うん
こっちこそごめんね、苦手な話しちゃって!
このように、うさきち先生のアドバイスを受けて、堀内さんは上手に自分の気持ちを伝えることができました。
コツは簡単です。
「どんなに苦手な話題でも、まずはいったん受ける」
そして次に、
「自分の素直な気持ちを伝える」
この2つのステップをふむことで、相手はきちんと受け入れてくれるのです。
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他の話題にふりたいとき
では次に、
「他の話題をふって、もっと相手のことを知りたい」
このような場合、どうすればいいのかを考えていきましょう。
会話には「流れ」というものがあります。
※相手のことを知りたいからと、自分勝手に話題をコロコロ変えていけば、その流れは止まってしまうことに・・
午前中のA社との取引がうまくいってホッとしたよ
で、明日からの連休はどっか行くの?
え?ああ、たまには家族で出かけようかと・・
そういえば、女優の○○が好きだったよね?
え?あ、うん。好きだよ
あーあ、これから会議だね、今日はキミも残業する?
・・・・・・
コロコロ話題をかえて話す松山くん
そして、相手は黙ってしまいました。
なぜでしょうか?
クッション言葉が入ってないからだよ
え?なにそれ?
うさきち先生の言う、クッション言葉とはなんでしょうか?
「たったひと言」の重要性
会話はつねに何かの話題に沿って流れているものです。
「その話題を変更する」ということは、別の流れに移行すること。
その移行を、相手をおきざりにして行ってしまえば、一緒に別の流れにうまく入れません。
そこで、クッション言葉を使ってみましょう。
いま話している話題から、別の話題に変更する前に、以下の言葉を入れます。
「話は変わるけど・・」
たったこのひと言。
このひと言が、別の話題同士の橋渡しになるのです。
※では、実際にさきほどの例で試してみましょう・・
午前中のA社との取引がうまくいってホッとしたよ
ここでまず、相手の気持ちを受け止めよう
うん。ホント良かったね
ああ
次に、話題を変更する前に、さっきのクッション言葉を入れてみよう!
でさ、話は変わるけど・・
うん?なに?
明日からの連休はどっか行くの?
ああ、そうだなぁ!たまには家族で出かけようかと思っているよ
今度は話題の変更がスムーズにできましたね!
このように、たったひと言のクッションが別の話題同士をつなげる重要な橋渡しをすることを覚えておきましょう。
ものすごく些細なひと言ですが、意外とこのクッションを入れずに話す人が多くいます。
とても、簡単なコツなので、話題を変更したいときはぜひ使ってみてくださいね。
会話の流れを意識しよう
話題は会話の軸です。
ひとつの話題で盛り上がり、さらに次の話題へと流れていきます。
しかし、
「全く興味のない話題」や「他のことが知りたい場合」など・・
話題をどうしても変更したい場面に直面するときが必ずあります。
そのような時、今回のちょっとしたコツを使えば、とてもスムーズに移行できます。
ぜひ、日々の会話に使ってみてくださいね。
話題を変更する前に
「まず相手を受け止める」
&
「話は変わるけど・・」を使う