上手にコミュニケーションをとるためには、

相手の息づかいを感じることがとても大切。

 

じつは息づかい、つまり呼吸というのは私たちが思っている以上に人間関係において、重要な位置をしめているものなのです。

 

まずは自分がリラックスしてラクになる

そうすると・・・

相手もリラックスしてラクな状態になる

 

このように、目には見えないけど、とても重要なのが・・

「呼吸」です。

 

今回は普段、無意識にしてしまっている呼吸に注目して、より良いコミュニケーションに役立てましょう!


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呼吸で自分の在り方が決まる

以前の記事で、笑顔などの外見の雰囲気が、自分の印象の半分以上を占めることを書きました。

笑顔がコミュニケーションに必要な理由とは?

しかし、外見の雰囲気を決めるのは笑顔だけではありません。

 

それ以前に、もっと人間として根源的なものがあるのです

 

それが・・呼吸です。

 

私たちが思っている以上に、呼吸とは相手に伝わりやすいのです。

 

※たとえば、あなたの呼吸がとても短く荒くなってしまうと・・

 

 

堀内さん堀内さん

おはようっ!今日も頑張ろうねっ(はぁはぁ・・)

 

 

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そ、そうだね(なんだか、落ち着かないな・・)

 

 

このように、自分の呼吸が短く荒いと、相手にもそれが伝わってしまい落ち着きません。

 

つまり、呼吸とは、自分の存在自体の雰囲気を決める根源的なもの。

 

そして、さらに自分の呼吸状態を意識することで、自分の状態がわかるカギにもなるのです。

自分を知っているから境界線がわかる

このサイトで繰り返し記事にしていますが、他人は自分とはちがう世界に生きています。

(記事参照:「他人は理解できない!あきらめよう!」

 

しかし、ちがう世界に生きているからといって、相手の世界を感じ、尊重しなければ上手なコミュニケーションはとれませんよね。

 

それには、まず自分の普段の状態をしっかり知っていること。

これが大前提となります。

 

なぜなら、自分の世界を知っているからこそ、他人との世界の境界線がわかり、それによって初めて相手の世界を感じ、尊重することができるからです。

 

そのためにも、いつも自分の普段の状態を知っておきましょう

 

 

堀内さん堀内さん

でも、どうすれば知ることができるの?

 

 

うさきち先生うさきち先生

簡単だよ。普段の自分の呼吸の状態を確認すればいいんだ

 

 

堀内さん堀内さん

呼吸の状態を確認?

 

 

うさきち先生の言う「普段の自分の呼吸の状態を確認する」とはどういうことなのでしょうか?

呼吸でわかる体と心の気持ち

私たちは、「体と心」をもっています

この2つは連動していて、つねに一緒に動いています。

 

つまり、体の調子が良くないと心に影響し、逆に心が病んでいると体が影響をうけることに。

 

体と心

 

この2つの状態を、すぐに確認することができるのが「呼吸」です。

 

なぜなら、体の調子が悪い時は深い呼吸ができていません

また、心の調子が悪い時も呼吸が短く荒くなっているはず。

 

このように、呼吸とは自分の状態を知ることができるバロメーターでもあるのです。

 

しかし、ほとんどの人が呼吸は無意識にしていて、意識をもっていくことはほとんどありませんよね。

 

あなたは今、そして普段、どんな呼吸をしていますか?

呼吸のコントロールは簡単にできる

私たちは体と心をもっています

そして、この2つは連動していると先述しました。

 

つまり、「一度に2つとも良い状態にしよう!」と、無理に思わなくてもいいということ。

なぜなら、体と心は連動しているので、その片方だけでも良い状態にしてやればもう一方も連動するからです。

 

では、体と心。

どちらを良い状態にしやすいでしょうか?

 

それは「体」です

 

なぜなら、心はコントロールしようとしても感情が先に起こり、邪魔をしてしまうからです。

 

そして、心にたまるストレスも、いくら「ストレスをためないようにしよう!」と思ってもなかなかできるものではありませんよね。

 

しかし、

体、つまり、呼吸ならば誰でも簡単にコントロールできます。

 

そこで、もっと呼吸に注目してみましょう

なぜなら、呼吸だけが、私たちが自由自在に良い状態にすることができる根源的な方法のひとつだからです。


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まずは呼吸を整えて自分がラクになろう!

あなたの呼吸は、相手の目には見えません

しかし、確実に相手に伝わります。

※ですから、あなたが呼吸を整えて相手と接すれば・・

 

 

堀内さん堀内さん

おはよう!今日も頑張ろうね

 

 

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うん!頑張ろうね

 

 

このように、まず自分自身が呼吸を整えてラクになれば、それは相手にも伝わり、より良いコミュニケーションがとれるのです。

 

自分がラクになると相手もラクになる

 

このことをしっかりと覚えておきましょう。

呼吸で体と心をリラックスさせる

では、まず呼吸で体をラクにさせるクセをつけましょう。

体がラクになれば、連動している心も自然とラクになります。

 

それには、今まで無意識にしていた呼吸を、普段から意識的にするようにしましょう。

 

 

堀内さん堀内さん

でも、いつも呼吸するたびに意識をもっていくのは難しいな~

 

 

うさきち先生うさきち先生

そうだね、だから、口呼吸はやめて鼻呼吸するようにしよう

 

 

堀内さん堀内さん

え?鼻呼吸するだけでいいの?

 

 

うさきち先生うさきち先生

うん。それだけで「質の良い深い呼吸」ができるんだよ

 

 

うさきち先生の言うように、鼻呼吸にすると、鼻というフィルターを通すために「浄化された質の良い空気」を吸うことができます

また、自然と腹式になることで呼吸も深くなります。

 

 

吸う空気の質が良くなる

体が落ち着く(健康になる)

 

 

 

呼吸が深くなる

心が落ち着く(リラックする)

 

 

このように、普段から鼻呼吸にするだけで、体が落ち着き、そして連動して心もリラックスするのです。

 

考えずに感じよう!

人間は「本能と思考」を、合わせもった生き物です。

本能も思考も両方必要なのですが、自然と身近に暮らしていた昔と比べて、現代人は本能よりも思考に占領されてしまいがちに。

 

なぜなら、呼吸というのはそういった環境にとても影響を受けるからです

 

たとえば、静かな自然の中にいると、リラックスして呼吸が長く深くなりますが、騒がしい雑踏の中にいると、呼吸は短く浅くなりがちになってしまいますよね。

 

しかし、だからといって、私たちは呼吸を整えるために山奥で暮らさなければダメなのでしょうか?

 

いいえ、そんなことはありません。

 

なぜなら、今まで無意識にしていた呼吸を、意識的に鼻呼吸に変えて、長く吐き深く吸うことは、場所など関係なくどこでもできるからです。

 

そして、呼吸という「体と心の根源からくる安心感」は、頭だけで考えた「思考の安心感」とは強さがちがいます。

 

■頭だけで考えた思考の安心感とは・・

 

松山くん松山くん

今月はお金がけっこう入ったから大丈夫だ!

 

このように、その時だけ得られる安心であり、それは弱くて継続しません

 

 

それに対して、

 

■呼吸がもたらす体と心の安心感とは・・

 

松山くん松山くん

何があっても大丈夫、なんとかなるさ

 

このように、特別な理由はないけど得られる安心であり、それは強くて継続するものです。

 

「考えるよりも感じろ」

 

という言葉があるように、呼吸によって得られる安心感の方が、本能的なため、とても強いのです。

 

このように、相手とより良いコミュニケーションをとろうと思うのならば、先に自分の呼吸を整えてみてください

 

 

堀内さん堀内さん

まずは私の呼吸を整えよう

 

 

あなたの呼吸が落ち着き、リラックスすることで、それが伝わり、相手の呼吸も落ち着いてリラックスします

 

まずは、鼻呼吸に変えていき、長く深い呼吸ができるように習慣化していきましょう。

そして、普段から呼吸が整い、落ち着きを維持できるようになれば、それがあなたの存在そのものになります。

 

まず自分が落ち着き、ラクになること。

 

このことを覚えて、より良いコミュニケーションのためだけではなく、自分の体と心のために実践していきましょう!

 

呼吸は体と心の両方をラクにできる!

自分がラクになると相手にも伝わる!