会話をしていると、いきなり途切れることってありますよね。
誰でも、会話が途切れてしまうのは苦手なものです。
ですが、コミュ障の人は、とくにこの会話が途切れる「間」というものを恐れている人が多いのではないでしょうか?
今回は聞くコツ その5として、「間」の大切さと、それにともなう「待つ」ことの重要さを学んでいきましょう!
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「待つ」ために必要なこと
前回の記事で「聞く」と「聴く」のちがいを学びました。
聴くとはつまり、五感を研ぎ澄ませて相手の口から出る言葉の背景を感じることでしたよね。
(記事参照:会話を聞くコツ その4(聴く))
五感を研ぎ澄ますとは・・
■耳を澄ます
■目を澄ます
■肌を澄ます
などなど、体全体で受け取ることを意味します。
が、それに加えてさらに大切なことがあります。
それは・・
■心を澄ます
ということ。
心を澄ましているからこそ、できることが、「待つ」ということなのです。
会話の途切れを悪く考えない
会話が途切れてしまうと不安になり、間を埋めるようにドンドン話し続ける人がいますよね。
しかし、それでは、心を澄まして相手の話を受け止めることができません。
それに、会話が途切れなく続いている方が良いとは限らないのです。
たとえば、
■あれだけたくさんしゃべったのに・・
うーーん、よく思い出せない・・
このように、イマイチ覚えていないことがありませんか?
■また逆に、ほとんど会話をしなかったのに・・・
あの言葉が今も忘れられないんだ
このように、相手の少ないひと言がずっと記憶に残っていることがありませんか?
人は誰しも、心の中の本音や、より良い言葉というのは、時間をかけて口から出てくるものです。
ですから、「待つ」ということは無駄でなく、会話の途切れは決して悪いことではありません。
むしろ、相手とより深い印象あるコミュニケーションをとるためには、欠かせない重要なコツといえるでしょう。
「待つ」ことは信頼の近道
相手の言葉を待つのが怖くて、たくさんの言葉を並べてもそれは逆効果。
信頼関係を築くまでに遠回りになることもあるでしょう。
それよりも、相手に合わせて「待つ」
そうすることで、大切な言葉を交わすことができます。
そして、結果的に信頼関係にグンと近道になるでしょう。
慣れないうちは会話の途切れが怖いかもしれません。
しかし、そこはグッとこらえて、心を澄ましてみてください。
心を澄ますことで、相手の心や背景を感じることができ、「待つ」ことができるでしょう。
それは相手に対して、無言で、
(あなたのことを尊重しています)
というメッセージになるからです。
ぜひ、勇気をもって少しずつ、この「待つ」というコツを実践してみてください。
「待つ」ことは怖くない!
むしろ信頼関係の近道である!