会話というのは面白いものです。
同じ言葉でも、受け取り方でいくらでも意味が変わっていくからです。
ですが、コミュ障の人は、
■他人には興味がもてない
という傾向がありますよね。
でも、それを
■他人は面白い!
に変えていきませんか?
今回は質問で会話をふくらませることについて学んでいきましょう!
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目次
人は話すのが大好き
人というのは、たいてい話すのが好きなものです。
やっぱり誰でも根底には、
「認めてもらいたい!」
「知ってもらいたい!」
という承認欲求があるからでしょう。
それはコミュ障の人も同じですよね。
ただ、自分が話すことで、
嫌われたらどうしよう・・
と、傷つくことを恐れてしまい、承認欲求を隠してしまっているだけなのです。
確かに傷つくのは怖いですよね。
でも、大丈夫!
あなたから話をしていく必要はありません。
まずは相手に、たくさん話してもらいましょう!
なぜ、「ふーん」で終わるのか?
コミュ障の人で多いのが、相手に話をふられても・・
ふーん、そうなんだ
と、終わってしまう対応です。
しかし、その根底には先に述べたように、
「他人に興味がもてない」
「傷つけられるのが怖い」
というのがあるはず。
ましてや、相手が自分の知らない分野について話してきたときは、強くそう感じますよね。
ですが、だからといって、「ふーん」だけでは、そこで終わってしまい、良いコミュニケーションはとれません。
勇気を出して、小さな一歩を踏み出してみましょう!
知らないことは面白い
小さな頃を思い出してください。
何でもかんでも見るもの触るものが初めてでした。
ワクワクドキドキしながら経験してきたはずです。
人は生まれてから、さまざまなことに出会い、触れ合い、経験をして生涯を閉じていきます。
しかし、ひとりが一生涯でできる経験は、ごく狭い範囲だけのもの。
ですが、他人の経験を聞くことで、それを共有できれば範囲はグッと広がります。
それに、自分の生きている世界と他人の生きている世界はちがいます。
(記事参照:他人は理解できない!あきらめよう!)
ですから、自分の世界の枠にとらわれず、つまり、それは良いとか悪いとか白黒つけず、他人の世界のことだと思いながら聞いてみてください。
グッと面白くなるはずです。
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まずはイメージしてみる!
相手に気持ちよく話してもらうには、まず、あなたが話の内容をしっかりとつかめていないといけません。
本を読むときを思い出してみてください。
本は文字だけですから、想像力がいりますよね。
たとえば・・
朝、起きて窓のカーテンを開けたら雪で真っ白だった
と文章にあれば、頭の中でその場面を・・
朝、起きて、カーテンを開けると、雪で真っ白・・
このように、実際に自分が経験しているかのようにイメージするはずです。
会話もそれと同じこと。
相手が話す内容を、まずは頭の中でイメージしてみてください。
少ない言葉でもドンドンふくらむ!
イメージしていくと、聞きたいことが自然とわきあがってくるはずです。
たとえば・・
「欲しいギターを見つけた!」
と相手が話したとします。
彼が発した言葉は、「欲しいギターを見つけた!」という短いものですが。
しかし、実際、これをイメージしようとした時、いろいろな疑問がわいてくるでしょう。
そうすると、質問したい事柄が自然に浮かんできます。
それは、ひとつだけでなく、じつにたくさんの質問が浮かび上がります。
このように、ひとつの質問がさらに次々と波紋のように広がっていくでしょう。
ちなみに、あなたはこの時点でまだ自分のことを話す必要はありません。
自然に浮かんでくる質問をしていくだけで良いのです。
すると、しだいに、相手は気持ち良く話し続けることで、関心をもって質問してくれるあなたに好感をもつでしょう。
言葉が増えると接点が見つかる!
相手の話す内容が、たとえ自分の興味のないことであっても、質問を繰り返すことでしだいに広範囲になっていきます。
すると、あなたが興味をもっていること、知りたいと思っていたこと。
もしくは相手との思わぬ接点が見つかる可能性もあります。
好きな曲はなに?
最近よく好きで聴いているのは●●かなぁ
え?ボクもその曲好きだよ、この前、CD買ったし
え?!まじ?CD貸してもらっていい?
いいよ
このように、たったひとつでも相手と共通の接点が見つかれば、それをきっかけにしてグッと親密になることができます。
もしも、松山くんが前回のように、「ふーん、そうなんだ」で終わっていたら、このような展開にはなりませんでしたよね。
たったひとつの質問から、少しずつ会話をふくらませていくことはとても大切なことなのです。
ゲーム感覚でチャレンジ!
ご紹介してきたように会話は、質問の仕方しだいでいくらでもふくらんでいきます。
ぜひ、肩の力を抜いて、ゲーム感覚でチャレンジしてみてください。
「相手の話をふくらませていく質問ゲーム」
そんな感じのゲーム名ですね。
ひとつのことを質問してみて、相手がそのことについて話してくれたら、ドンドン高得点になるゲームです。
ただし、このゲームの注意点は白黒つけすぎないこと。
「それは正論だ」
「それは正論じゃない」
と自分の世界の中に、あてはめて判定してしまうと、とたんに面白くなくなるからです。
それに自分の世界に、あてはめて聞いてしまうと、とたんに「劣等感」がうずまいてしまうこともあります。
あくまでも、自分の世界とはちがう「相手の世界での話」として、聞いていくのがコツになるでしょう。
そこに共通点がみつかれば、それが自分と相手との世界の大切な架け橋になってくれるのです。
ぜひ、質問をふくらませるゲームにチャレンジしてみてください!
質問は会話のふくらみと接点を見つける
最高の手段である!